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21-22 SNOWMOTO LINEUP Vol_1

昨日開催した試乗会も無事終了したので少々フライング気味ではありますが、これから何回かに分けて来シーズンモデルのご紹介をさせて頂きます。

フロントボードがスーパーフィッシュと共通化されましたが、フィッシュテールのフライングフィッシュはリアボードのエッジ長もあってかディープパウダーでもハイスピードな乗り味が楽しめるボードに仕上がっています。

フロントボードがフライングフィッシュと共通化されました。名機初代スーパーフィッシュの良い所をそのまま受け継ぎ、更にワイド化。BCや不整地でのパウダーランではピンテールならではの抜けの良さで気持ちいいターンを味わうことができるでしょう!

 

 

20-21 GRAVITY 69 / 230 (Sample frame)

とりあえず先日届いたサンプルフレームにKATANAを取付てみた。8月くらいには完成版のボードが到着するので、それまでの間のイメージ画像と言うことで勘弁して下さい。なお、フレームのペイントグラフィックが完成版とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

20-21シーズンに向けた準備スタート

3月も半ばに差しかかり、来シーズンに向けた準備をする時期になってきました。また、3月の三連休にはオーナー様向けのニューボード試乗会も開催する予定です。詳細につきましては後日改めてお知らせします。

20-21The dayバーは2サイズ

20-21バーは9インチ / 780mmに加え10インチ / 800mmバーをリリースします。10インチは主に海外輸出向けと身長180cm以上の方に最適なサイズになります。材質はアルミ合金6061で、重量的には9インチで699g、10インチに712gを予定しています。どちらも10mm毎にカットラインをつけるので、身長が低めの方やバーの幅がしっくりこない方は鉄ノコで切って使用して下さい。(片側で20mm短くすることが出来ます。)

 

  

ヘッドアングルと新型ステムの関係性について


今シーズンモデルに標準装備されているトップロードタイプのステムについて、なぜ二種類のステムを導入したのかお話しします。左側のマットブラックのステムは、GRAVITYフレーム(69°モデル)用でステムリーチ55mm、クランプ径25.4mm、重量339gのステムです。そして、右側のポリッシュカラーのステムがFREESTYLEフレーム(72°モデル)用でステムリーチ45mm、クランプ径25.4mm、重量314gのステムになります。このステムのリーチサイズについては、ヘッドアングルとの関係性により大きく違いが出てきます。
まずGRAVITYフレームのように寝かせ気味のヘッドアングルのメリットとしては、高速域で直進安定性が高くバイクを倒しやすいため、急斜面でのコントロールが安定します。また、バンピーな雪面でのギャップから突き上げに対し、衝撃の入力が滑らかになり安定しやすいですが、立ち位置(ステップの位置)が後ろ気味になるため曲がり辛く感じたりボードの種類によっては前寄りの取付け位置になってしまうため、若干セッティングがシビアになってしまいます。それらのデメリットを少しでも緩和するためにやや長めのステムをセッティングしました。ステムのリーチが長くなることで自ずとフロントボードに重心がかけやすくなり、慣れていない初心者の方でもハンドルを軸にターンがし易くなります。そして、自然に前乗りなるので自然に基本姿勢を保てるようになります。また、全長が長いので回転範囲が広くなりクイックすぎない安定したハンドリングを得ることが容易になります。
一方アングルが立っているFREESTYLEフレーム(72°)は、クイックなハンドリング操作が可能になり圧雪バーンでのトリックやパークで車体を上に弾きやすくなるためジャンプがやり易くなります。また、初心者でもハンドルの重心を持ってくるだけでターンがし易くなるのも特徴です。その反面、高速域でハンドリングがクイックすぎて安定しづらいかったり、急斜面では過剰にフロント荷重になってしまいます。それらを解消するために、短いステムを使うことで回転範囲が狭くし急斜面でのターンをクイックコントロールできるようになります。また、カービング時には重心を低くし易くなるので、バイクを倒したエグ〜いカービングターンを楽しむことが出来ます。さらにパウダーエリアではリアボードに荷重を掛けやすいので、深雪での浮力が高くなります。
これらの違いについては利用されるハンドルバーのハイト(全高)やレングス(全長)によりまた違いが出てきますが、たかが10mmの差を信じるか信じないかはあなた次第です。是非参考にしてみて下さい!

 

 

GENUINE


昨今、似て非なるものが国内外で登場するとのことですが、どちらを選ぶかはあなたのセンス次第。

ステム&バー

今シーズンのコンプリートモデルに標準装備されるバーは9inch 780mm / 25.4mm、Weight 680gのアルミバーワイドバーで、カラーはマットブラック、マットレッド、マットブルーの3カラー。
バーエンドには10mm毎(760mm、740mm)にカットラインが刻まれているので好みに応じてカットして下さい。
今シーズンよりステムはトップロードタイプに変更。フリースタイルフレームはステム長45mm(シルバー)モデルを標準装備。特徴としてはハンドルの位置が手前になるためハンドルと体の距離が短くなり、操作性が増すことができます。
一方グラビティーフレームはステム長が55mm(マットブラック)モデルを標準装備。ハンドル位置が45mmモデルより10mm長くなるため、その分前傾姿勢になりやすく体の位置が低くなることでスピードが出やすくなります。
いずれのステムもClampは25.4mmで、Weightは45mm / 320g。55mm / 340gになります。

サンプルフレーム到着!

当初の予定より少し遅れてしまいましたが、19-20モデル(サンプルフレーム)が到着しました。まずは、従来モデルと今シーズンモデルはどこが違うのか?ということから簡単に説明します。大きな違いとしては、フレームアングルが69° (230mm)と72°(150mm)の二種類が登場します。69°はグラビティーモデルとして、パウダーを始め不整地で使うことをメインに設計。72°は圧雪バーンでのカービンやパークライドを始め、小回りが求められるツリーランに最適です。それぞれ乗り方も若干違ってきますし乗り味もだいぶ違ってきます。

次にステアリングチューブがかなり太く短くなりました。従来のモデルではΦ40だったのに対し、ニューフレームではΦ50と10mmほど太くなり前方から見た時の安心感と言うのか存在感は抜群に良くなりました。またそれに合わせ、フォークレグが10inchと長くなりフレームとのバランスがさらに良くなりました。チューブを太くした理由としては肉薄にして軽量化するためです!チューブをただ太くするだけでなく、それに合わせヘッドパーツもアヘッド(圧入式)タイプのパーツに変更しました。


コスト的には従来使用していた1-1/8インテグラルヘッドセットの方が安いのですが、ここはより精度の高いインターナルタイプにアップグレード。アヘッド(圧入式)のメリットとしては、ハンドルのブレを無くしよりスムーズな回転が得られると共に剛性もアップします。デメリットとしては「値段が高くなる。」、「専用工具を使い打込む手間がかかる。」、「インテグラルに比べ重くなる(何グラム程度)」ですね。余談ですがヘッドパーツをアヘッド式にすることにより、アフターパーツとしてChris KingやCane Creekなどの高級ヘッドパーツへグレードアップも可能です。


フレームのテール部分にはデカールでモデルとサイズの違いを表示されています。ここに表示されているサイズとはリアトラックの幅のことですが、グラビティーでは不整地でより安定するために230mmの前後トラック幅になっています。そして、フリースタイルではリアボードのしなりや撓みをより強力に発揮させるめ、前後トラック幅が150mmと狭く設定されています。乗って頂くとその違を十分感じて頂くことができますよ。


と、言うことでこれからアヘッドパーツの打込みをしてからまた画像をアップしますね。続く!

今年のコア材



昨シーズンまでスノーモトのコア材は、長年アスペン(ポプラ)とバンブー(竹)のミックス材を使用してきましたが、今シーズンからバンブーに代わり少し硬くて剛性のあるメイプル(楓)を使用することになりました。ご存知の通りアスペン材(ヤナギ科)はスキー、スノーボードなどに使われる軽くて粘りのある材質ですが、そのアスペンに加えメイプルの持つ強さをミックスすることで「粘りとしなやかなさに剛性を加えた乗り味になります。」また、メイプルはアスペンやバンブーに比べ繋ぎ目や節が少ないので、ボードバランスのバラツキが減少するのも特徴の一つです。これにより今まで表示していた中間的なフレックス(ミディアムハードとか)での表示もなくなり、アスペンとメイプル材の配合量の調整でより正確なフレックスになります。

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