以前数人のお客様から弊社がリリースするパウダー系ボードについての質問や感想を伺いました。
「The dayのパウダーボードはフロントボードが薄く作らているけど、強度的に問題ないの?」「どうしてボード薄くしてるの。軽くするため?」と言う内容でした。そこでThe dayのパウダー系ボードはあえてフロントボード(ノーズ部分)を薄く(6mm)しフレックスを落として作っていることを説明させて頂きました。但し、フレーム取付け部分はスノーボードと同じくらいの厚み(10mm)になります。
今更ながらパウダー愛好者の諸兄にこんな説明をするのも大変恐縮ですが、パウダーや準パウダー系ボードではリア側に重心を置いた乗り方や、ハンドルでフロントボード浮かすことなくボードが浮き上がることが絶対条件になります。そのため、フロントボードのノーズ部分を薄く柔らかくすることにより、深(新)雪でより”雪の抵抗を減らし浮力を最大化”させています。その逆でボードに厚みがあればその分ボードが硬くなり、雪の抵抗も増して浮力を落としてしまいます。故にSUPER FISHをはじめ歴代リリースしてきたパウダー系ボードは上記の理由で作られています。厚くて硬いボードと比較すると、ボードが柔らかいことで圧雪バーンでのフラつき感は否めませんが、圧雪されたバーンで使うことがメインのボードではないのであまり関係ありません。
今シーズンはラニーニャ現象で大雪が予想されているので、チャンスがあれば各地で開催される試乗会で、是非SUPER FISHやFUSIONに試乗してみて下さい!
ちなみに今シーズン登場するディープパウダーボードSUPER FISHは、フロント(ソフト)・リア(ミディアム)設定。ON・OFF両方楽しむ準パウダー系ボードFUSIONは、フロント(ミディアム)・リア(ミディアム)設定になります。
Archive for 10月, 2016
スノーモトとスクートのフレーム形状やボードセッティングの違いについてお客様から色々な質問を頂いてきました。大半のお客様がモトもスクートも形は違えど同じ様な乗り物だろうと思っていますが、両スノーバイクが全く違うことをご説明します。
まずスノーバイクの外観として、フレームデザインは購入する際の重要なポイントの一つでもありますが、何よりも重要なことはそのフレームがボードのポテンシャルを100%発揮できるような設計で、ライダーが「理想的なライディングを楽しめるかどうか?」がとても大きなポイントになってきます。
何故ならスキーやスノーボードを長年楽しんでいる方なら直ぐに理解できると思いますが、そもそもモトやスクートはフロントボードとリアボードを長い位置で固定するため、本来ボードのもつフレックス(撓り)やトーション(ねじれ)を少ししか使えないという「利に適っていない滑走具」だと言うことです。そのため、それを少しでも補うためにゴム製のブッシュを使いボードにフレックスやトーションを発生させています。そんな設計思想の中でスノーモトは、ブッシュだけでなく本来ボードの持つ撓りやねじれがより効果的に発生するようフレームの幅や高さ、ボードの取付け位置などを様々な角度から研究しバランスよく作られています。
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